口述試験はこの数年、「ザ・プリンス パークタワー東京」で実施されています。東京タワーのすぐそばです。
一日に約128名が受験し、平成26年度は500名弱のため、4日間ありました。
A.試験問題
内容は日替わりです。当然?、日によって難易度が変わります。
あとの日程の人は、前の日程に出た試験範囲は出ないと推定でき、やや有利かも。
ただし、最終日は難しいという伝説もあります。
試験問題情報は、当日中にゼミや塾などからゲットしましょう。
B.試験方法
特許の部屋、意匠の部屋、商標の部屋の順に、受験者が巡回して試験を受けていきます。
これをレーンと呼びます。
各部屋には試験官が二名います。つまり、合計6名の試験官に出会うことになります。
片方が出題し、相談しながら採点しているようでした。
試験は10分。部屋の呼び鈴を使って、8分で予鈴1回、10分で2回鳴って終了です。まれに3回目まで粘ってくれる審査官もいます。
C.部屋の様子
ツインの部屋のベッドをのけて、試験官2名と5m程度離れて座ります。
机があって、法文集とパネル問題が裏向きに置いています。
紙と筆記用具もあります。
D.試験の判定
おおむね10問出題され、完答できなければC判定。出来によってAかB判定になります。
2教科以上のC判定で不合格です。
8分の予鈴前に完答すれば、試験官との雑談が始まります。ま、ガッツポーズですね。
「どうして弁理士になろうと思っているの?」
「論文試験はどうだった?」
「家族は協力してくれた?」
なお、法文集はどんどん見るべきです。Cでなければ良いんですから。
ただし、試験官に「法文集を見てもよろしいでしょうか」と許可を取り、完全に閉じてから回答します。
E.受験生の流れ
①午前の部の64名が10時ころまでに受付完了します。
試験は8レーンで実施され、8名づつが各レーンに分かれます。
②8名*2レーンの16名が、4部屋に分かれて待機します。
③各レーンで試験開始します。
No.1~No.8の番号が与えられた受験生の順に、そうめん流しのように受験部屋を回っていきます。
④試験が終わると、午前の部の人はまた、他の控室に缶詰めになります。
午後の部の受験生と接触できないように、13時半まで監禁です。
おなかすくし、中には泣き出しそうな人もいるし、けっこう苦痛です。
本でも持ち込んだら良かったです。
《感想》
平成26年度は、4日間8レーンの、計32通りの運不運があったわけです。
中には、クマとか白ヒゲとか呼ばれる非情の試験官もいます。
口述試験は半分抽選みたいなもんですけど、それでも合格するような実力をつけるしかないでしょう。
(私は運で通りましたが)
あと、できれば前日は「ザ・プリンス パークタワー東京」の宿泊をお薦めします。快適で良かったです。
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