まだまだ得点を伸ばせる時期ですが、焦っている人も多いことでしょう。
だれだって、最大限の効率で得点を伸ばしたいですよね!
ということで、今回は焦っている受験生の応援をします。
先日、”不・著に、いくつあるか問題は出ない”という記事を掲載しました。
⇒いくつあるか問題と条約、不・著
今回は、もう少し掘り下げて考えてみます。
まず、昨年(平成26年度)の科目別問題数といくつあるか問題数を整理します。
このように、不・著のいくつあるか問題はゼロ。
それ以外の科目では平均70%がいくつあるか問題になっています。
意匠は90%!ちょっときつかったでしょうね~
科目 | 問題数(いくつあるか) | いくつあるか比率 |
---|---|---|
特・実 | 21問(13問) | 65% |
意匠 | 10問(9問) | 90% |
商標 | 10問(6問) | 60% |
条約 | 9問(6問) | 67% |
小計 | 50問(34問) | 68% |
不・著 | 10問(0問) | 0% |
合計 | 60問(34問) | 57% |
次に、いくつあるか問題数と、得点に必要な1問正答率を計算しました。
科目別得点の目安になるように、
いくつあるか問題数は10問中の数を示しています。
得点も、10点中何点とれるかで示しています。
(特・実は、得点を2倍して見てください)
☆1問正答率
各選択肢が○か×かを判断できる確率を意味しています。
つまり、短答試験60点の1点分を5問と数えています。
得点 | いくつ0問 | いくつ6問 | いくつ7問 | いくつ8問 | いくつ9問 |
---|---|---|---|---|---|
4点 | 20% | 39% | 44% | 49% | 55% |
5点 | 30% | 53% | 58% | 63% | 67% |
6点 | 40% | 66% | 70% | 73% | 76% |
6.5点 | 45% | 71% | 75% | 78% | 80% |
7点 | 51% | 76% | 79% | 82% | 84% |
8点 | 62% | 85% | 87% | 89% | 90% |
9点 | 74% | 93% | 94% | 95% | 96% |
まず、不・著以外の科目は、いくつあるか問題が10問中約7問でます。
このため、ボーダーの65%に必要な1問正答率は約75%です。
一方、『不・著に、いくつあるか問題は出ない』法則を発見しました。
このため、ボーダーの65%に必要な1問正答率は約45%です。
しかしですね、もし、不・著で1問正答率を約75%まで高めれば、
9点も取れるのです。
LECの宮口先生は、
特・実、意匠、商標は8割の得点を、条約、不・著は6割の得点をめざし、
合計で44点をとれ!と指導されていました。
しかし、ここまでいくつあるか問題が増加してくると、
特・実、意匠、商標で8割の得点は、不可能に近いと思うのです。
得点率6割⇒7割⇒8割に対して、必要な1問正答率は、
70%⇒79%⇒87%になります。
感覚的には、79%⇒87%に必要な努力は、70%⇒79%の3倍以上です。
これはちょっと無駄!?な抵抗ではないでしょうか?
そこを無理するなら、不・著に勉強時間をまわしたほうが賢明だと思うのです。
現実的には、これくらいが妥当な目標だと提案いたします。
★特・実、意匠、商標 ⇒ それぞれ7割。計28点
※1問正答率≧80%を目標に、過去問の各肢に取り組むこと!
★条約 ⇒ 6点
★不・著 ⇒ 9点
※不・著に”いくつあるか問題”は出題されない
★合計 = 43点★
【結論】 短答は、不・著を得点源にせよ!
(蛇足1)
論文試験を視野に入れれば、不・著は適当に勉強して、4法に力をいれるべきという意見もあります。
しかし、短答に受からなければ、論文もクソもありません。
まずは、短答突破を第一目標に考えるべきでしょう。
それに、論文試験に必要な知識・理解と、短答試験のそれとは100%一致しません。
短答試験で7割も取れれば、十分でしょう。
(蛇足2)
『不・著に、いくつあるか問題は出ない』法則が崩れた場合はどうなのか?
この法則の根拠は、下記の記事で指摘したように、審査官殿用試験と兼ねているためです。
⇒いくつあるか問題と条約、不・著
いっぽう、仮に不・著でもいくつあるか問題が激増した場合、
10点中7点とる勉強では、4点しか取れないのです。
しかし、9点とる準備をしていれば、6~7点取れます。
この差は非常に大きいです。
つまり。。。もしも不・著にいくつあるか問題が激増したら!
というリスクに対応しておくためにも、
【結論】 短答は、不・著を得点源にせよ!
作戦は有効なんです。
(蛇足3)
私は、不・著をあまり勉強していないので、10点中9点とる難しさが分かりません。
もしかしたら、無茶を言ってるかも。無責任なこと言ってすみません、、、
詳しくは、LECかTACの先生に聞いてみてください。
「不・著で9点取るのに必要な勉強量と勉強方法を教えてください。」みたいな。
☆日本ブログ村 弁理士試験(資格) 人気ランキング ☆ @2015/03/21
第1位 弁理士試験フレーズドライ勉強法 ←←← わたしです。頑張ってます!
第2位 タコ弁の蛸壺ファイル ←←← 女性弁理士タコ先生のかわいいブログ
第3位 論文サプリ ←←← 目白ゼミの先生です。
第6位 今日も重馬場~弁理士馬場信幸のブログ ←←← LEC講師の弁理士講義♪
☆日本ブログ村 弁理士(士業) 人気ランキング ☆ @2015/03/21
第1位 弁理士試験フレーズドライ勉強法 ←←← わたしです。頑張ってます!
第2位 弁理士アッカーの運任せ人生 ←←← 独立弁護士先生の苦労がにじむ
第3位 彩の国を愛する弁理士のブログ ←←← いつも楽しく読ませて頂いています
第7位 弁理士 納富美和のすっぴんブログ ←←← LECのカリスマ女性講師♪

★★★ 中小企業診断士ブログを開設しました ★★★
『中小企業診断士試験~資格7冠王に挑戦』
© 2015 弁ゴロK All rights reserved